にしアスブログ

2025.10.28

骨盤前傾と股関節痛への影響①

大人の方で股関節痛といえば

変形性股関節症があり、
子供はFAI(寛骨臼骨頭インピンジ)
グロインペイン症候群などの
成長痛などが挙げられます。

小学生男子などで注意しないと
いけないペルテス病などは我々も
気にしないといけない所です。


ほぼそれらの症状全てに
関わってくるのが
「骨盤の傾き」というのは
ご存知でしょうか。

人間の安定感とは「ヘソ下」に
ある重心位置(COG)
関与していますが、
骨盤の傾きにより
容易に変化していきます。
高齢の方の階段が下りるのが
怖いと思う感情は
骨盤前傾による姿勢不良で
重心位置がヘソ下より前方へ
移行してしまうことにより、
つま先側にいわゆる
「つんのめる」形で位置する事が
作用する
と言われています。


加齢により筋力が不足し骨盤は
前傾しやすくなるのですが、
最近の子供でも機器類の影響で
同じ姿勢不良が起こっています。
子供の場合は筋肉が使いづらく
なっているということです。
それに加えて、背骨にある椎間板
は10歳から変性がすでに
始まっており
、年齢と共に
背骨、それにつながる骨盤まわり
の環境は更に悪くなっていきます。

そうなってきますと、
骨盤にある股関節は
多大に影響し、やがて痛みに
なったり骨変性に至ります。

これが、治療しても反復する
痛みや、変形によるO脚で
起こる姿勢不良や浮腫、
だるさの原因につながります。


だからこそ運動習慣は必要で
痛みがあれば治療も必要で
日頃のメンテナンスも
必要になります。


次回へ続きます。

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