2025.10.01
当院にいらっしゃる子供達の中で
女児に時折見られるのが
「側弯症」です。
4〜10歳で見られ始めると
注意が必要と言われています。
成長と共に進行していくと
生活に支障も出てしまい、
小学生後半〜中学生ぐらいで
至る特発性「思春期側弯症」は
特に他者と比較してしまう為
ストレスになる事もあります。
側弯症になる理由は解明されて
いませんが、女児に多い事や
「コブ角」と言われる
曲がり始めから曲がり終わりまで
の椎体を線で結んだ時の
角度の程度で進行度を測る
事は割と知られています。
背部から子供の背中を見た時に
右肩が上がっていたり、左骨盤部
が上がっていたり、それによる
左背部のシワや左足がつま先立ち
の様になると断定される可能性が
高くなります。
主には、新体操やクラシックバレエ
次いで水泳などを学んでいる子供に
多いとされ、次いでバレー・バスケ
などの子にも見られます。
柔軟性を求められる「関節弛緩性」
が疑われる要素ですが、本当の
理由はわかっていません。
他にも生活面における
姿勢不良や運動不足、栄養の偏り
も大きな要因と言われています。
進行させない方法としては
運動療法も必要不可欠です。
内在コアを鍛える
「体幹」トレーニングを
中心に短縮側(一般的に左)を
広げ、伸長側(一般的に右)を
縮ませる動きも必要です。
当然ながら、トレーニングだけで
どうにかしようとせずにまずは
病院で適切な対処と指導、
その上でトレーニングを行う事を
すすめます。
早期発見、早期対処が必要な
子供の成長異常に気づいて
あげれるかは、親御様たちが
しっかり見てあげてください。